アーセナルを追い続けて~since2014

アーセナルを追い続けて20年超のガナーズが今シーズンを綴ります。

アーセン・ベンゲルがアーセナルの監督に就任して以来、 アーセナルを追い続けて20数年。
そんなアーセナルの2014-15、2015-16、2016-17、2018-19、2019-20シーズンに続き、
2020-21シーズンもアーセナル視点で綴ります。

プレミアリーグを中心に戦評します。 CL・EL・FA杯は可能な限り戦評します。
※フォーメーション(スタメン)は毎試合掲載します。

【プレミアリーグ第34節 アーセナル VS ハル・シティ】 復活のラムジーと、止まらないサンチェス。

プレミアリーグ】5.4
アーセナル(A) 3-1 ハル・シティ(KCスタジアム)

【得点】
28' 1 - 0 サンチェス
33' 2 - 0 ラムジー
45' 3 - 0 サンチェス
56' 3 - 1 スティーヴン クイン

【スタッツ】
ポゼッション 68% - 32%
枠内シュート 9 - 1
枠外シュート 13 - 7

 

優勝は決まったが、2位確保と来シーズンへの布石。

残留争い真っ只中のモチベーションの高いハルシティが相手。
プレミアでは4.4リバプール戦以来、4試合連続の同じスタメン。
現時点でのファーストチョイスが明確に示されている。
なにより中央エジルで右ラムジーボランチにコクランとカソルラという形で
ラムジーが中央寄りに入り、相手スペースをベジェリンが使う。
このパターンが攻撃の基本戦術になりつつある。

 

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前半:昨シーズンのラムジーが帰ってきた!

試合開始直後からプレッシングをかけて、ボールを保持し、ペースをつかむ。
得点もそのプレッシングからボール奪取し、早い展開で攻め上がり、
ファールをもらい。そのFKをサンチェスが、ディフレクトしつつも直接決めて先制!

さらにその5分後に、中央のカソルラから、縦に送ったピンポイントのパスを
ラムジーが見事なトラップで、振り向きざま右足シュート。
これもディフレクトするもゴールに吸い込まれて、追加点。
完全にアーセナルペースで、前半終了間際に、ラムジーのスルーパス
サンチェスが抜け出し、GKをかわして、3点目!
あっさりとゲームを決めた。

後半:一瞬の隙をつかれたが危なげなく。

後半もアーセナルペースは変わらない。
それでも56分に、コシェルニーへのファイルかと思い、一瞬動きが止まった隙を
疲れて、クインがヘディングで決められ1点を返される。

ただ、そこからは落ち着いてゲームを支配し、相手にチャンスを与えない。
その後も幾度となく決定機を作るが決めきれず、ファールも取ってもらえず
得点にはいたららなかったが、危なげなくそのまま試合終了。


戦評:復活のラムジーと驚愕のエジル

スタッツを見ての通りの危なげなく快勝。
もうこうなったらサンチェスはだれにも止められないね。

後半は得点こそなかったが、追加点があってもおかしくない展開で、
エジルが見せたダイレクトヒールパスなんて鳥肌もんだった。
この日はラムジーが良かった。ゴールはもちろん昨シーズンを思わせる動きで
攻撃を活性化させていた。終盤、ラムジーに代わりウィルシャーが久々に出場
怪我明けで動きを心配したが、本人もファーストチョイスでないことを
自覚しているのかモチベーション高く、積極的に攻め込む姿は、実に頼もしかった。

これで2位のシティとは勝ち点で並び、得失点の差で3位。
ただしアーセナルは1試合少ない。
残り4節を残すのみ。さあ来季への布石をこのまま見せ続けてほしい!