アーセナルを追い続けて~since2014

アーセナルを追い続けて20年超のガナーズが今シーズンを綴ります。

アーセン・ベンゲルがアーセナルの監督に就任して以来、 アーセナルを追い続けて20数年。
そんなアーセナルの2014-15、2015-16、2016-17、2018-19、2019-20シーズンに続き、
2020-21シーズンもアーセナル視点で綴ります。

プレミアリーグを中心に戦評します。 CL・EL・FA杯は可能な限り戦評します。
※フォーメーション(スタメン)は毎試合掲載します。

【プレミアリーグ第36節 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド】 圧倒されても価値ある引き分け。

プレミアリーグ】5.17
アーセナル(A) 1-1 マンチェスター・ユナイテッドオールドトラフォード

【得点】
30 0 - 1 エレーラ
82 1 - 1 O.G


【スタッツ】
ポゼッション 44% - 56%
枠内シュート 3 - 4
枠外シュート 2 - 8

6戦連続同一スタメン。

スウォンジー戦の敗戦で、CLのストレートインをかけた3位攻防戦になった
オールドトラフォードでのマンUとのビッグマッチ。
落とせなくなったために6戦連続同一スタメンで挑む。
一方、マンUルーニーが欠場。

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前半:一方的な展開で、シュートZERO。

勝って3位に望みを残したいマンUが試合開始直後から攻勢をかけてくる。
圧倒的にゲームを支配され、チャンスすら作れない展開。
そして30分に、左サイドをヤングに持ち上がられクロスを上げられると、
ファーにいたフェライニのケアでメルテザッカーモンレアル寄せる。
しかしボールはその頭上を越えて、フリーのエレーラへ。
それをボレーで決めて先制点を許してしまう。
サンチェスが遅れた形ではあったが、どちらかというと右サイドの縦への
早い突破でコクランとカソルラを引っ張られて、
エレーラのケアができなかったことが要因だろう。

その後もマンUペースで進み、追加点は与えなかったが、前半シュート0
とにかくフラストレーションの貯まる前半でした。


後半:ウォルコット待望のゴール?!

後半も前半と同じ展開で始まった。突破口を見いだせないまま時間は過ぎる。
そんななか、ジルーの頭からサンチェスがボレー。
これがなんとファーストシュート。
そこからプレスが徐々に弱まってきたこともあって、
少しずつチェンスを演出し始める。

そして73分、ジャック・ウィルシャーセオ・ウォルコットを投入
コクランとジルーとの交代かと思いきや、右サイドのベジェリンとカソルラとの交代。
コクランが右SBに入り、ウィルシャーラムジーボランチ
ウォルコットが右サイドにはいった。

幾度となく突破されていた右サイドをケアしつつの2人を投入した形。

これで一気に流れを呼び戻すと、82分に中央付近からラムジーが前線で待つ、
逆サイドのウォルコットへ大きく展開。これを縦に突破し中央へ高速クロス。
それがディフレクトし、そのままボールがゴールへ吸い込まれた!!
ラッキーな形で同点に追いついた!
ウォルコットの待望のゴール、、、ではなく、記録はO.G。

そこからお互い何度かチャンスを作るもそのまま試合終了。
価値ある引き分けで3位を大きく引き寄せた。

戦評:復活のラムジーとSBからの組み立て。

前半を完全に支配された中での引き分け。
とにかく3位死守へ価値ある引き分けである。

守備では、右サイドをうまく突かれて、ベジェリンとヤングのマッチアップで
幾度となく突破をゆるし、攻撃では細かなボールロストを連発していた。
特にエジルに入ったところを狙われて、ほぼ前を向けなかった。

右SBは今は攻撃優先のベジェリンしかいないから
こういった相手を抑える必要がある時に対策が取れずに困る。
この日はコクランを右SBに回したが、最適ではないのは確かである。

前半の攻撃は、CBからの組み立てを早いプレスで遮断されて
ほとんど組み立てることができなかった。
やはりCBから、カソルラを経由する組み立てを作り上げるべきだと思う。

それでも後半の攻撃ではラムジーが何度となく違いを好機を演出。
ハル戦で復調を予感させていたが、この日もセンスの違いを見せつけた。

さあ、次は5.20サンダーランド戦に勝って3位を確定させよう。